Firebase Realtime Database のデータ保存、取得、ストリーミング受信実験( ESP32 , M5Stack )

記事公開日:2018年9月1日


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4.Realtime Database の作成

次に、Firebase の Realtime Database を作成します。

下図の様に、「Database」をクリックします。

firebase_realtime_database09.jpg


すると、下図の様な画面になります。
Cloud Firestore というのは、Realtime Database の進化したものですが、まだベータ版なので今回は使いません。
下図の様に、下の方にスクロールします。

firebase_realtime_database10.jpg


すると、従来の Realtime Database の「データベースを作成」をクリックします。

firebase_realtime_database11.jpg


すると、下図の画面が出るので、「テストモードで開始」を選択し、「有効にする」をクリックします。

firebase_realtime_database12.jpg


すると、下図の様な画面になります。
現在まだデータベースが作られていないので、「+」のところをクリックします。

firebase_realtime_database13.jpg


すると、下図の様に、「名前」欄と「値」欄が出るので、何でも良いので入力します。
データベースは1つ以上作って置かないと、データベースは作成されていない状態になってしまうので、何か適当に入力します。
「値」欄に入力する場合、数値はそのまま半角で入力すれば良いのですが、文字の場合は半角ダブルクォーテーションで囲います。
例:

“赤色”

入力し終わったら、下図の様に「追加」をクリックします。

firebase_realtime_database14.jpg


すると、下図の様な画面になります。

firebase_realtime_database15.jpg


これで、とりあえず test という名前に値が 0 という数値のデータベースが作成されました。
値をダブルクォーテーションで囲って入力すれば文字列にすることもできます。
日本語も入力できます。(UTF-8コード)

ただ、赤字のメッセージのように、このままだと世界中の誰でもデータベースの書き換えおよび読み取りが可能な状態で、ちょっと危険です。
よって、次の項でアクセス制限をかけます。

5.Realtime Database にルールを設定して、アクセス制限をかける

では、これのアクセス制限はどうなっているかというと、下図の様に「ルール」をクリックします。

firebase_realtime_database16.jpg


このように、読み取りと書き込みが ”true” になっているので、だれでも書き替え読み取り可能状態です。

スマホや外部のパソコンなどからアクセスした時に、最低限のアクセス制限をかける設定は以下です。

{
  "rules": {
    ".read": "auth != null",
    ".write": "auth != null"
  }
}

これは、auth認証でログインしたユーザーだけが読み取りおよび書き換え可能です。
でも、ログインしたユーザーならばルートのデータベースも自由に作成されてしまいます。

私の場合は M5Stack や他の ESP32 デバイス、そしてスマホなどの複数のデバイスを接続して使いたいので、他のデバイスが接続されたときにルートにデータを作成されては困ります。

その場合、一つ階層をプラスして、例えば test_user1 というものを作成したルールを作成します。
要するに、Firebase Realtime Database のウェブドキュメントにあるような、USER を作るようなものです。

実は、私は、最初ドキュメントを読んで、ユーザー名ってどこで作成して登録するのだろうと、いろいろ調べたのですが、どこにも説明されていなくて悩みました。

でも、実際はただ単に「user」という階層ツリーを作るだけだったのです。
名前は何でも良かったのです。
ドキュメントには「USERS」とか「user/」とか、いろいろあって、ほんとに悩みました。
アマチュアがFirebase 始める時に、ハマるポイントかも知れません。

ということで、例として、データベースにtest_user1 という名前の階層を作り、その階層のルールを以下の様に設定してアクセス制限をかけます。

{
  "rules": {
    "test_user1": {
      ".write": "auth != null",
      ".read": "auth != null"
    }
  }
}

そうしたら、「公開」をクリックします。

firebase_realtime_database17.jpg


すると、赤いメッセージは消えると思います。

では、このルールに沿うように、データの方も「test_user1」という階層ツリーを作成していきます。

その前に、先ほど作ったtestというデータベースを削除しちゃいます。
下図の様に「×」印をクリックします。

firebase_realtime_database18.jpg


すると、下図の画面になるので、「削除」をクリックするとtestという階層データは消えて、データベースが空になります。

firebase_realtime_database19.jpg


そうしたら、再び下図の様に「+」をクリックします。

firebase_realtime_database20.jpg


次に、下図の様に名前欄に test_user1 を入力したら、値欄には何も入力せずに、「+」印をクリックします。

firebase_realtime_database21.jpg


とりあえず、ここでは下図の様に、名前欄に text、値欄に hello world と入力してEnter 又は「追加」をクリックします。

firebase_realtime_database22.jpg


同じように、test_user1 の階層に別のデータを入力する場合、下図の様に「+」印をクリックします。

firebase_realtime_database23.jpg


そして、例として、下図の様に color: red というデータを作って置きます。

firebase_realtime_database24.jpg


これで、test_user1 という階層に、color と text という名前データが作成されました。

このtest_user1 という階層が、先ほど作ったルールが適用されるわけです。
つまり、test_user1内のデータは、Authentication ( auth )認証でログインしたユーザーのみ、読み取りおよび書き換えが可能です。

そして、これの優れているところは、ルート階層やtest_user1 以外の階層には読み取りや書き換えできないとこうところです。

ただし、管理者権限ならば、どこでも読み取り、書き換え可能です。
管理者権限とはパソコンでFirebase にログインしたユーザーと、アクセストークンや従来のデータベースシークレットを取得したユーザーです。
これについては後で述べます。

ここで注意して欲しいのは、このルールの場合、test_user1 という名前が分かってしまえば、ログインした別のユーザーは test_user1 の内容を読み書き出来てしまうという欠点があります。

それの対策として、ユーザー UID というものを使ってルールを作ります。
この UID の作り方は今回は見送り、次回の記事で説明しますが、ここでは UID を作ったものとして、以下のようなルールにします。

{
  "rules": {
    "test_user1": {
        ".read": "auth.uid === 'xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx'",
        ".write": "auth.uid === ' xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx '"
    }
  }
}

firebase_realtime_database25.jpg


こうすれば、他のユーザーによってtest_user1 のデータの読み書きができなくなり、より安全です。

後で詳細を説明しますが、この uid というものは、スマホなどのブラウザからメールとパスワードでログインすれば、uid というものは自動的に照合されるシステムになっています。
それは JavaScript等で作ったシステムによるもので、M5Stack や ESP32 などのマイコンデバイスからデータを操作する場合はデータベースシークレットを使った管理者権限でログインするため、uid は不要です。

この辺が初めて使う方はちょっと戸惑うところだと思います。

これでアクセス制限ができたので、次へ進みます。


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「Firebase Realtime Database のデータ保存、取得、ストリーミング受信実験( ESP32 , M5Stack )」への6件のフィードバック

  1. 突然のコメントにて失礼します。
    Firebase Realtime Databaseの内容でもないので申し訳ないのですが、
    ESP32でキーマトリクス回路を作りたいと思い、
    ESP32DEVkitCに74HC138のデマルチプレクサをつないで
    作ったのですが、ちとうまくいかないところがありまして、
    もしESP32でデマルチプレクサかマルチプレクサを使われた経験が
    ございましたら、伺いたいことがございます。
    いかがでしょうか。
    ※Arduinoではうまくいったキーマトリクス回路を
    そのままESP32に流用しようとしています。

    1. Yosukeさん

      コメント投稿ありがとうございます。
      ただ、残念ながら、デマルチプレクサとかマルチプレクサは使ったことがありません。
      それとはかなり異なるかも知れませんが、ESP8266でSPI通信で、I/Oエキスパンダを使って、GPIOを増設したことがあります。
      以下の記事です。
      ESP-WROOM-02 ( ESP8266 )の GPIO を増設して キャラクタディスプレイ 8bitモード制御してみた
      GPIO 増設した ESP-WROOM-02 ( ESP8266 )で、8bitモードのグラフィックディスプレイ を制御してみた
      視認性クッキリ! 大き目ドットの OLED WS0010 で日本語漢字フォント電光掲示板風スクロール&スマホ操作
      大き目ドットの有機EL, WS0010 で Yahoo ニュース リアルタイム 電光掲示板を作ってみた

      とりあえず、この程度です。
      お役に立てず、すみません。
      m(_ _)m

  2. mgo-tecさん

    ご返信いただきまして誠ありがとうございます。
    リンクして頂いたページを中心に、
    SPI通信を勉強してみようと思います。

    すみませんが、もう1点伺いたいことがございます。
    Arduino(ATmega328p)に74HC138をつなげば、
    キーマトリクス回路を正常に組めています。
    そこで、ESP32と74HC138の間にATmega328pを噛ませて、
    ESP32 – ATmega328p – 74HC138 – ボタン達のようにつなぎ、
    ESP32とATmega328pで何らかの通信をする方法を
    素人考えで考えてみたのですが、
    SPI通信などを利用して、ATmega328pからESP32に値を送る
    ようなことは可能でしょうか?

    お忙しいところ恐れ入りますが、何かご存知でしたら、
    ご返信いただければ助かります。

    1. Yosukeさん

      多分、ESP32 と Arduino で SPI データ通信は可能だと思いますが、そのデバイス間ではシリアル通信しかやったことがありませんので、アドバイスできません。
      私が個人的に思うには、Arduino を噛ませないでも、ESP32 だけで十分可能ではないかと思います。
      ESP32 のクロックの方が高速ですし・・・。
      ということで、あまりお役に立てず、申し訳ございません。

  3. mgo-tecさん

    ご返信頂きましてありがとうございます。
    EPS32にマルチプレクサやデマルチプレクサをつなぎますと、
    押していないボタンが押されたような反応になってしまう等、
    笑ってしまうほど意図しない挙動になってしまい、
    Arduinoで出来ていたことがこんなにできないのかと困っておりました。
    ただ、やはり安価にBluetooth通信が出来るの機能は捨てがたいので、
    アドバイス頂いた通り、EPS32のみでもう少し試行錯誤を
    続けてみようと思います。

    EPS32ユーザーの方とお話できただけでも嬉しかったです。
    本当にありがとうございました。

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