Google Home Mini の MAC アドレスを確認する
最近はWi-Fi WPA2 の脆弱性が騒がれていますが、Wi-Fiルーターのセキュリティーを高めるために、MAC アドレスフィルタリングをかけたい場合があると思います。
Google Home Mini の MAC アドレスを調べる方法を紹介します。
まず、下図のように、スマホのGoogle Home アプリを開き、右上端のアイコンをタッチします。
次に下図の様なところをタッチします。
次に、「設定」をタッチします。
デバイス設定画面を一番下にスクロールすると、Google Home Mini の MAC アドレスが表示されます。
これをご自分のルーターで設定すればOKです。
ちょっとしたトラブル??
実は、私はこの Google Home Mini の設定で何度もトラブりました。
下図の様な
「デバイスが見つかりませんでした」
というメッセージが出て、全然つながらなかったのです。
実は、私の単純なウッカリミスだったのです。
まず、自分のWi-Fi ルーターに MAC アドレスフィルタリングをかけていたことを忘れていて、長らく気付きませんでした。
何度もやりなおして、ルーターを再起動したりしてみたりしました。
結局、しばらく経ってから
「あっ!!」
・・・と気付いたんです。
もう一つ別のトラブルは、これもなかなか気づかなかったのですが、一旦、Google Homeアプリのデバイスを削除して、いろいろ試行錯誤している中で、別のモバイルルーターも起動していたことです。
つまり、アクセスポイントが2つあったということです。
これ、スマホ側は両方のルーターに接続できるので、気付かないんですよね・・・。
かなり、時間が経ってから、
「あっ!!」
と気付きました。
スイマセン・・・。
トラブルシューティングでも何でもなくて、ただ単に自分のウッカリでした・・・。
いろいろ話しかけてみる
無事に Google Home Mini の設定が完了して、いろいろ喋ってみました。
まず、「OK. Google」と話しかけてから、いろいろ注文する手順です。
テストで一番良いワードは
「OK. Google」
「おはよう」
と喋ると、
「時刻」「天気」「気温」「渋滞情報」
場合によっては NHK ニュースまで流してくれます。
これ、スゴイですねぇ・・・。
私も、電子工作で時刻表示や天気予報表示、ニュース電光掲示板を作ったりしましたが、これを綺麗な日本語で喋ってくれるんです。
音声もカーナビよりもキレイな気がします。
そして、私が一番感動したのは、Google Home Mini が音声再生中に 「Ok.Google」と私が喋ると、かなりの確率でちゃんと認識してくれるんです。
2m くらい距離を取って、小さな声で囁いてもかなりの確率で認識してくれます。
そして、テレビの音声が流れていても認識してくれます。
これ、スゴイです!!!
雑音の中から自分だけの声を認識する技術が洗練されていますね。
これの私の想像した原理は、周囲の雑音に逆相音声をかけてノイズキャンセルして、登録音声だけを抽出していると思われます。
ある程度予想はしていましたが、ここまでスゴイとは思いませんでした。
この他、いろいろ質問してみましたが、やはりまだまだ認識できるワードは少ないです。
が、メジャーなワードはかなりの確率で認識してくれます。
これ、AIディープラーニングが進化すると、将来的にもっと認識できるワードが増えていく気がしますね。
これは、Google という企業のなせる業ですね。
Google Home というハードデバイスの先には、ものスゴイ膨大なビッグデータ蓄積とソフトウェア技術が垣間見えてきます。
こりゃ、とても自作は無理ですね。
自作するとすれば、Google のクラウドネットワークサービスを使って、自作デバイスをアクセスして、そのデータを利用させていただくくらいしかできませんね。
しかし、スゴイ世の中になったものです。
因みに、音楽を聴きたいときに、例えば、
「OK. Google」
「BABYMETALを再生して」
というと、
「Play Music のベビメタです」
と返ってきて、再生してくれます。
ファンの間で言われている「ベビメタ」というワードは押さえているみたいですね。
この辺は人気のあるワードを Google 技術者の方々が予め入力されているだろうと想像できますね。
すると、下図の様に、スマホ側ではアルバムのジャケットが表示されたりします。
これはニクイですね・・・。
そして、
「OK. Google」
「ストップ」
と言うと、音楽をストップしてくれます。
これは素早い反応で素晴らしいです。
そして、
「OK. Google 」
「音量をちょっと上げて」
とか、
「音量を1にして」
とか言うと、ちゃんと反応してくれます。
そして、この小さいボディーでかなりの大音量を流すことができます。
そして、音質は結構な重低音でイイ感じです。
音響的にもかなり洗練されている感じがしますね。
スバラシイ!!!
最新記事では、Wi-Fi & Bluetooth マイコン ESP32 ( ESP-WROOM-32 )や、M5Stack を使って、Google Home から命令して LED を光らせたり、Google Home に好きな言葉をマイコンから喋らせたりしていますので、以下の記事も合わせて参照してみてください。
https://www.mgo-tec.com/blog-entry-esp32-googlehome-ifttt-webhooks-blynk.html
https://www.mgo-tec.com/blog-entry-google-home-notifier-m5stack-esp32.html
まとめ
以上、私的主観で Google Home Mini をレビューしてみました。
これはスゴイですよ!
もっと使い込めば、介護に役立ちそうな何かができそうです。
そして、私自身の電子工作とうまく連携すればいろいろと可能性が広がりますね。
もう一つ重要な要素として、例えば、滑舌が悪い病状の人に、これを使って遊んでもらえれば、ちょっとしたリハビリになるのではないかということです。
それに、英語モードにすれば、発音の練習になったりして・・・。
ちょっと前まではあまり期待してなかったデバイスですが、いざ使って見ると素晴らしさに感動してしまいました。
今後の夢が広がりますね・・・。
というわけで、いつもの電子工作とは違った記事で失礼しました。
ではまた・・・。
コメント
興味があったので私も注文しましたが、生産が追い付かないのかまだ届きません。
届いたらこの記事を参考にいろいろやってみたいと思います。
@JJ4IQVさん
記事ご覧いただき、ありがとうございます。
やっぱ、それだけ人気が出てきてしまいましたか・・・。
これは、これから日本は Google Home が席巻しそうですね。
届いたら、音声認識の凄さに驚くと思いますよ。
早く届くといいですね。
最近、トラ技のIoT Expressを作成してからちょくちょく拝見しています。現在、esp32をiBeaconもどきにしようとしていますがなかなかうまく行かず悪戦苦闘しています。
さて、私もgoogle home mini注文しまして、配達待ちです!
こちらの記事を拝見して設定のイメトレしてます。
esp32との連携工作楽しみにしてます!
匿名さん
記事をご覧いただき、ありがとうございます。
iBeacon ですか・・・。BLE 関連技術ですね。
私はまだ BLE は殆ど取り組んでいないので、全く未知な分野です。
いつか挑戦してみたいと思っています。
Google Home ですが、最新記事では、Google Home を使って LED を点灯させましたが、センサーから取得した値を Google Home に喋らせることがまだできません。
大きな課題ですね。
でも、Google Home はやっぱスゴイです。
ラジオも聞けて、英語の発音練習もできて、将来的に夢が広がりますね。
届いたら、存分に楽しんでくださいね!