Arduino core for the ESP32 のインストール方法

Arduino,core,for,the,ESP32,のインストール方法です。,M5StackやESP32-WROOM-32でも必要です。

Arduino core for the ESP32をインストールする方法を説明します。
Arduino IDEでESP32、ESP32-DevKitC、M5Stack等をプログラミングするために必要です。

以下、Windows10環境で説明します。

また、この記事の2ページ目以降は昔のインストール方法で、ZIPファイルをダウンロードして get.exe を実行する方法も掲載していますが、現在は対応しているかどうかわかりません。

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    【目次】

  1. Arduino IDE(統合開発環境)をインストールしておく
  2. Arduino core for the ESP32 のインストール
  3. ボード設定例
  4. Arduino core for the ESP32 をアンインストール(削除)する方法
  5. 2018/07以前のZIPファイルからインストールする方法

ESP32関連のトラブルシューティングは、以下の記事を参照してみて下さい。(もはや古いですが…)
ESP32 ( ESP-WROOM-32 , M5Stack )自分的 トラブルシューティング まとめ

Arduino IDE(統合開発環境)をインストールしておく

ここでは、Arduino IDE をインストールしておいてください。
2023/08/31時点で、2.1.1 で動作確認しています。
Windows 10 64bitパソコンで動作確認しています。

ただ、以下、レガシー版の1.8.19までで説明します。

Arduino core for the ESP32 のインストール

以下、レガシー版の Arduino IDE 1.8.19 以前の方法で説明します。
Arduino IDE 2.1.1 でもそんなに変わらないと思います。

まず、以下のEspressif公式の Arduino core for the ESP32 インストールのページを開きます。
https://docs.espressif.com/projects/arduino-esp32/en/latest/installing.html

そして、下図の様な Stable release link という項目の所のURLをコピーします。
Development版は動作が不安定な場合がある為、Stable版の方をお勧めします。

Espressif公式のArduino core ESP32 ボードインストールのページの様子

Espressif公式のArduino core ESP32 ボードインストールのページの様子

次に、Arduino IDE を起動し、下図の様に環境設定を開きます。

すると、下図の画面が表示されるので、下図の様にボードマネージャーのアイコンをクリックします。

すると、下図の様なウィンドウが表示されるので、そこに先ほどコピーした Stable 版 URL をペーストします。
下図では、ESP8266 用のボードマネージャーURLが既に貼ってあるので、その下にペーストしています。

良ければOKし、環境設定画面もOKして閉じます。

次に、ツールメニューのボードマネージャを下図の様にクリックして開きます。

すると、下図の様に表示されて、ネット上ボードデータをダウンロードしますので、少々待ちます。

検索欄に「esp32」と入力すると、下図の様に公式のesp32ボードが表示されると思います。

すると、下図の様に好きなバージョンを選びますが、バージョン番号の後に「-alpha」とか、「-rc」とか付いている場合は動作が不安定な場合がありますので、出来るだけ無文字の最新バージョンを選ぶことをお勧めします。
その後、インストールボタンをクリックします。

すると、下図の様にダウンロードが始まるので、少々待ちます。

ダウンロード完了して自動インストール終了すると、下図の様になります。

ウィンドウを閉じれば、Arduino core for the ESP32ボードのインストール完了です。

ボード設定例

ESP32-DevKitC, ESPr Developer 32 の場合

ESPr Developer 32
スイッチサイエンス(Switch Science)

ボード選択は、ESP32-DebKitCやESPr Developer 32の場合、ESP32 Dev Module を選択しておけば良いと思います。
選択肢に対象デバイスと同じボードがあれば、それが一番良いと思います。

ESP32-DevKitC や ESPr Developer 32 の場合は下図の様な設定で良いと思います。

【例:(stable ver 1.0.6) ESP32, Dev-KitC, ESPr Developer 32等】

ボード:  ESP32 Dev Module
Upload Speed:  921600
CPU Frequency:  240MHz (WiFi/BT)
Flash Frequency:  80MHz
Flash Mode:  QIO
Flash Size:  4MB (32Mb)
Partition Scheme:  Default 4MB with spiffs (1.2MB APP/1.5MB SPIFFS)
Core Debug Level:  なし
PSRAM:  Disabled
シリアルポート:  ※ご自分のESP32のUSBポート

M5Stack Basic の場合

(追記)
M5Stack Basicは、この記事を書いた当時より格段にバージョンアップしております。
以下のスイッチサイエンスさんの公式サイトをご参照ください。
https://www.switch-science.com/collections/%E5%85%A8%E5%95%86%E5%93%81/products/9010

M5Stack Basicの場合、ESP32-DevKitCの場合と同じ設定でも良いですし、以下のボード設定でも良いと思います。

【例:(stable ver 1.0.6) M5Stack Basic】

ボード:  M5Stack-Core-ESP32
Upload Speed:  921600
CPU Frequency:  240MHz (WiFi/BT)
Flash Frequency:  80MHz
Flash Mode:  QIO
Partition Scheme:  初期値
Core Debug Level:  なし
シリアルポート:  ※ご自分のESP32のUSBポート

M5Stack Fire の場合

M5Stack FIRE
スイッチサイエンス

PSRAMを使う場合は設定を間違えるとプログラムがまともに動かなくて、再起動をくりかえすはめになるので、要注意です。
以下の記事も参照してください。
M5Stack FIRE (PSRAM付き)およびIPSタイプのLCD ILI9342Cを使ってみた

【例:(stable ver 1.0.6) PSRAM使用の場合】

ボード:  M5Stack-FIRE
Upload Speed:  921600
Partition Scheme:  Default (2 x 6.5 MB app. 3.6 MB SPIFFS)
Core Debug Level:  なし
PSRAM:  Enabled
シリアルポート:  ※ご自分のESP32のUSBポート

M5Camera および ESP32-WROVER の場合


M5CameraはESP32-WROVERを搭載していて、PSRAMが使えます。
しかし、PSRAMを使わない場合は、ESP32-DevKitCと同じ設定でもOKだと思います。

PSRAMを使う場合は以下の設定です。
PSRAMは使用する前提の設定のようです。
【例:(stable ver 1.0.6) PSRAM使用の場合】

ボード:  ESP32 Wrover Module
Upload Speed:  921600
Flash Frequency:  80MHz
Partition Scheme:  Default 4MB with spiffs (1.2MB APP/1.5MB SPIFFS)
Core Debug Level:  なし
シリアルポート:  ※ご自分のESP32のUSBポート

Arduino core for the ESP32 をアンインストール(削除)する方法

Stable版のアンインストール方法は、従来のフォルダごと削除するよりも簡単です。

下図の様に、ボードマネージャの ESP32 のところを選び、「削除」をクリックするだけです。

もし、削除しても動作不安定なとき、Windows10の場合は以下のArduino15フォルダ内のesp32フォルダを削除すると良いかも知れません。

C:\Users\User-Name\AppData\Local\Arduino15\packages\esp32

このボードマネージャの削除は、古いバージョンに戻したい場合に実行すると良いかと思われます。

では、次ページでは、2018/07以前の昔の方法、ZIP ファイルをダウンロードして、get.exe を実行するインストール方法を説明します。
これから将来、この方法は不要になると思われますが、しばらく掲載しておきます。

コメント

  1. ryo より:

    わかりやすいレポートありがとうございます。
    コンパイル時に下記エラーが発生します。
    対処方法はどのようにすればよいでしょうか?
    ご回答いただければ幸いです。

    \\Documents\\Arduino\\hardware\\espressif\\esp32/tools/xtensa-esp32-elf/bin/xtensa-esp32-elf-g++”: file does not exist
    ボードESP32 Dev Moduleに対するコンパイル時にエラーが発生しました。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      ryo さん

      記事をご覧いただき、ありがとうございます。

      これは、おそらく、get.exe を実行してもコンパイラがダウンロードされていないようです。
      私もこのメッセージの経験がありますが、GitHub の Arduino core for the ESP32 ページから最新の ZIP ファイルをダウンロードしていただき、toolsフォルダ内の get.exe を実行してください。

      それでもメッセージが出る場合は、セキュリティーソフトがファイルを危険な物と認識して自動削除されてしまっている場合があります。
      以前、Norton系のソフトではそれがありましたが、その場合、一時的にセキュリティーソフトを解除するか、ファイアウォール設定を変えてみてください。

      私の現在の環境では、Norton系ソフトでも自動削除されなくなっています。

  2. norichi より:

    初めまして。ESP32 DevkitCについて質問させてください。

    mgo-tecさんのブログ等を参考に、一度、Lチカまで出来たのですが、ここ数日、以前の「ryoさん」と同じエラーが出て困っています。

    githubの新しいZIPファイルに更新しても変わらないのでgitのソースコードの中身をみると、「 tools/xteasa-esp32-elf 」が消えてる!?みたいなのですが自分だけでしょうか?

    私もNorton、一時的に解除等してみました。

    なにかアドバイス頂ければ幸いです。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      norichiさん

      初めまして。
      当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

      Windows10 の場合は、tools フォルダ内の get.exe を右クリックして、
      「管理者として実行」
      をクリックしてみてください。

      それでもうまくいかない場合は、ノートンのファイアウォール設定を変える必要があるかも知れません。

      「設定」→「ファイアウォール」→「プログラム制御」
      のところで get.exe を追加して、「許可」にしてみてください。

      それでもうまくいかない場合は、他の原因かも知れません。

  3. norichi より:

    mgo-tecさん。

    お返事ありがとうございます。
    アドバイス通りにやってみます☺️
    少し時間かかるかも、ですが、必ず報告入れます。

    もうし遅れました。当方、win8.1を使用です。が、基本的にはそんなに変わりませんよね?

    あとひとつ、みなさん「get.exe」の、ファイル名ですが私の場合、「get」しか表示されません。が、DOS窓表示されて正常みたいですが、これも自分だけなのか?関係するのか疑問のひとつです。

    よろしくお願いします。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      基本的に Win8.1 も殆ど同じです。

      .exe の拡張子が表示されないのは、エクスプローラーの「表示」タブの「ファイル名拡張子」のチェックが外れているからだと思われます。
      チェックを入れると表示されると思います。

      • norichi より:

        mgo-tecさん、こんばんは。

        get.exe の件は解決しました。 ありがとうございます。

        あれから色々、調べ 試してみまして、このブログの上のほうにある

        「5.Get.exe を実行してインストール」の 2枚目の図の中のファイル 「dist」と「xtensa-esp32-elf」が最新のZIPファイルの中に入って無いのです。 DLの時、Nrotonのファイヤーウォール無効になっているはずなのですが、
         
         そこで大変恐縮なのですが、mgo-tec さんも一度、git.hubの最新版見て頂けないでしょうか? すみません m(__)m

        • mgo-tec mgo-tec より:

          norichiさん

          解決して良かったですね。

          因みに、同じ内容のコメント投稿が2つあったので、1つ目は削除させていただきました。

          当方で改めて見直したところ、get.exe インストールの画像は、get.exe が終了した後の画像でしたので、たった今入れ替えました。
          申し訳ございません。

          get.exe を実行すると、xtensa-esp32-elf フォルダや dist フォルダが作成されて、esptool.exe などのファイルが作成されます。
          時間がかかる場合があり、長い時は10分以上かかる時があります。
          気長に待って下さい。
          説明不足ですみませんでした。

          因みに、GitHub の Arduino core for ESP32 は、頻繁にファイルやフォルダ構成が更新されていますので、この記事で挙げた当時の画像のフォルダ構成やファイル構成とは異なっている場合があります。
          オープンソースライセンスのこういうソフトウェアは有志で作られていて、無保証ですので、仕方のないところです。
          この辺も記事内容に少々追記させていただきました。

          いろいろご指摘ありがとうございました。
          また、何かありましたら遠慮なくコメントくださいませ。
          m(_ _)m

  4. ekazyam より:

    記事を拝見させて頂きました。
    当方も同様の事象に遭遇したところ、以下が原因となっておりました。
    環境:win10
    事象:C:\Program Files (x86)\Arduino\hardware\ に対する管理者権限が不足していたため、get.exeを実行時に正常に実行されていなかった。
    正しい挙動:Done
    誤った挙動:IOError: [Errno 13] Permission denied: ‘xtensa-esp32-elf\\libexec\\gcc\\xtensa-esp32-elf\\5.2.0\\collect2.exe’
    Failed to execute script get
    解決法:管理者権限でコマンドプロンプトを開きget.exeを実行する。

    get.exeをエクスプローラから実行した場合、コマンドプロンプト画面が瞬時に閉じてしまうため、メッセージの確認ができなかった事が原因追及の阻害となっていたのではないでしょうか。

    以上よろしくお願い致します。

  5. gamboling より:

    トランジスタ技術2017年11月に触発されて,
    ESP32(DevKitC)を片手にLチカに挑戦中ですが,苦戦しています.
    Arduino IDE 1.8.3にてコンパイルまでは正常にできているようですが,
    以下のメッセージが出て,書き込みできず困っています.
    ———————————————————————————-
    java.io.IOException: Cannot run program “{tools.esptool.path}.exe”: CreateProcess error=2, 指定されたファイルが見つかりません。
    ———————————————————————————–

    いろいろネットで調べていたら本サイトにたどり着きました.
    当サイトの執筆者も,閲覧者も知識豊富な方が多いようなので,
    上記事象に知見がございましたら,ご意見お願いいたします.

    なお,自分で調べた結果下記URLのサイトに
    同様に困っている方がいたようです.
    https://github.com/espressif/arduino-esp32/issues/769
    リンク先では何やら解決したようなのですが,
    私の英語能力不足と,gitに関する知識不足によりお手上げでした.

    お助けいただけると幸いです.

    • mgo-tec mgo-tec より:

      gambolingさん

      当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

      このエラーメッセージは初めて見ました。
      恐らく、Arduino core for ESP32 のパッケージが一部ダウンロードできていないかも知れません。
      esp32フォルダの中の toolsフォルダの中の get.exe を実行する時に、右クリックして、
      「管理者として実行」
      をクリックしてインストールしましたでしょうか?
      ちゃんとダウンロードされると、toolsフォルダ内に
      xtensa-esp32-elf
      というフォルダも作成されて、そこにたくさんのファイルがダウンロードされます。

      その他、Arduino IDE でコンパイルする時にセキュリティソフトが esptools.exe やその他のファイルの実行を妨げている可能性があります。
      コンパイルする時にセキュリティソフトからメッセージが出たら「許可する」を選択してください。
      また、セキュリティソフトのファイアウォール設定で、ESP32関連ファイルの実行を許可する設定にする必要があるかも知れません。

      私の場合は、新たなバージョンの Arduino – ESP32 をインストールする度にセキュリティソフトからメッセージが出るので、その都度「許可」を指定しています。
      そして、そのバージョンで初めて Arduino IDE でコンパイルする時も、ESP32 関連ファイルの警告が出るので、その都度「許可」しています。
      一旦、設定すると、その後メッセージは出なくなります。

  6. gamboling より:

    返信ありがとうございます.

    セキュリティー解除や,管理者権限で実行など試しましたが,
    どれもうまくいきませんでした.
    なお上記で張ったURLを翻訳サイトで解読しながら,
    進めた結果,下記サイトからクローン?することで解消できました.
    (git hubの使いかたもよくわからないので曖昧な表現ですみません)
    お手数かけてすみませんでした.

    • mgo-tec mgo-tec より:

      解消して良かったですね。

      このissue を見ると、Arduino15フォルダを削除したら動いたみたいに書いてありますが、Arduino15フォルダは ESP8266 用のフォルダだと思います。
      それで解決するのなら、そういうことなんですかね・・・?
      ちょっと私的にはスッキリせず、不明ですね。

      でも、そのトラブルで悩んでいる方が、このコメントを見つけてくれて、解決してくれると良いですね。
      情報ありがとうございました。
      m(_ _)m

  7. Jin より:

    初めまして、esp32の書き込みについて質問です。上記の通りに進めていって何度やってもスケッチの書き込み中にエラーが発生してしまいます。メッセージはこうです、
    A fatal error occurred: Failed to ESP32: Timed out waiting for packet header
    何かわかることが教えて下さい。宜しくお願いいたします。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      Jin さん

      記事をご覧いただき、ありがとうございます。

      ESP32 ボードは何を使われていますか?
      ESP32-DevKitC ですか?

      • Jin より:

        返信ありがとうございます。使っているボードは、トランジスタ技術11月号に付録で付いていた基板にESP-WROOM-32をハンダ付けしたものです。本だけではわからず、このブログへたどり着きました。何かわかることがあれば教えて下さい。宜しくお願いいたします。

        • mgo-tec mgo-tec より:

          Jinさん

          仕事中でお返事おそくなりスミマセン。

          トランジスタ技術11月号付録の基板については、いろいろ問題があるようです。
          まず、USBシリアルから電源を取っていたために、Wi-Fi起動時にESP32へ供給される電流量が足りなくなる恐れがあり、それが問題で書き込めないということも有り得ます。
          書き込み時に何度も失敗すると、二度と書き込めなくなる場合があるので要注意です。
          ESP32 は Wi-Fi動作時に瞬時で 600mA 流れて、通常は待機状態では常時 150mA ほど流れます。
          電源投入時は 1A を超えますので、電源周りは十分注意して作り込まなくてはなりません。
          その対処方法は、トランジスタ技術の以下のページにあります。

          http://toragi.cqpub.co.jp/tabid/848/Default.aspx#1

          その他、ENピンとGND間に1nF~1μFのコンデンサを入れると、自動遷移書き込みがスムースに行くという情報もあります。
          これについては、Facebook の ESP8266/ESP32環境向上委員会でも話題になっていました。

          また、ENピンとGND間のコンデンサについては、ht-dekoさんの以下のページに詳しく書いてありますので、ご参照ください。

          http://ht-deko.com/arduino/esp-wroom-32.html#24

          以上の対策をしても書き込めない場合は、トラ技のCQ出版さんに直接質問した方が良いかもしれません。

          • Jin より:

            mgo-tecさん、返信ありがとうございます。
            ENピンとGND間を0,33マイクロファラドで繋いでみましたが、変化なしでした。接続モジュールがCP2102も関係しているのでしょうか?もう少し試してみます。

          • mgo-tec mgo-tec より:

            Jinさん
            そうですか、変化無しですか・・・。

            私はトラ技11月号の付録はまだ手を付けておらす、良く分からないのですが、電源を修正しても無理でしょうか?
            ポリスイッチをバイパスされましたか?

            電源は安定して600mA 以上出せて、高速応答で瞬時電圧降下が少ない低ドロップアウトレギュレーター(例えば ADP3338など)を使用するべきです。
            それと、それを補う高速応答の積層セラミックコンデンサがデータシート条件を満たす適度な容量でなければなりません。
            トラ技11月号の場合、電源ICがちょっと心配ですね。

            独自の手法で ESP32 の電源について実験した以下の記事を参照してください。

            ●ESP-WROOM-32 ( ESP32 )の消費電流を電流プローブ無しで測定してみました
            ●ESP-WROOM-32 (ESP32) の 電流 測定 その2
            ●ESP-WROOM-32 ( ESP32 ) のUSB電源突入電流(インラッシュカレント)を考える
            ●ESP-WROOM-32 ( ESP32 ) の保護機能付き電源強化対策の実験

            また、USBシリアル変換は、CP2102 の場合、数か月前までは、Arduino IDE のアップロード速度、921600bps では書き込めたり書き込めなかったり不安定でした。
            しかし、ESP32-DevKitC の場合、Arduino 1.8.5 で、最新版 Arduino core for ESP32 にしたら、殆ど問題無く書き込めるようになりました。
            USBシリアル変換チップは、Windows の場合、FTDI製の方が相性は良いです。
            そのチップを使っているのは、スイッチサイエンス製の ESPr Developer 32 です。
            でも、最新版 Arduino core for ESP32 は問題無く動作するようにソフトウェアが改善されています。

            また、数か月前、スケッチの書き込みがなかなか終わらない症状が出た場合、アップロード速度を 115200bps にすると、殆どの場合書き込みOKでした。
            また、一度、BOOTボタンを押したままコンパイル書き込みしてみてください。

            以上、試してみて下さい。

  8. juchang より:

    mgo-tec 様

    電子工作初心者です。
    Arduino core for the ESP32 のインストールをしたいのですが、tools フォルダ内の get.exe をインストールしようとすると、スタートして間もなく急に画面が閉じてしまいます。何度か繰り返したり、PC を変えてみても同様です。
    PC の仕様は、
    DELL Inspiron 17
    Intel(R) Core(TM) i7-5500 CPU 2.4GHz 2.4GHz
    RAM 8.0GB 64ビット
    です。
    ドライブの空き容量も十分あります。
    何か対策がありましたら、ご教示いただけると幸いです。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      juchangさん

      記事をご覧いただき、ありがとうございます。

      恐らく、get.exe が、セキュリティソフトのファイアウォール設定に引っかかって、強制的に削除されていると思われます。

      なぜなら、そのファイルを実行すると、インターネットに接続して、コンパイラファイルをダウンロードするように実行するからです。
      そういう挙動をする実行形式ファイルは、セキュリティソフトが必ずと言ってよいほど感知します。

      そのファイル自体が悪さをする可能性は無いとは言えないのですが、他の沢山のユーザーが使用していて特に問題無いようですので、ご自分のパソコンにインストールされているセキュリティーソフトのファイアウォール設定を解除してみてください。
      そして、再度実行してみてください。

      それでも動作しない場合は、またご連絡ください。

      • juchang より:

        mgo-tec様

        早速のご教示ありがとうございます。
        Windows Defender の中の、プライベート(検出可能)ネットワークおよびパブリック(検出不可)ネットワークのファイアウォールを解除するという解釈でよろしいでしょうか。一度試してダメだったような気がしますが、改めて試してみましたがやはりダメでした。
        設定解除の方法が間違っているのでしょうか、もう少し詳しく解除の方法をご教示いただけると幸いです。

        • mgo-tec mgo-tec より:

          juchangさん

          ごめんなさい。
          私は Windows Defender を使っておりませんので、正直言って分かりません。
          ノートンセキュリティーの場合は、get.exe がウィルス検出されて削除されます。
          削除されたメッセージウィンドウで「復元」をクリックし、「このファイルを許可しますか?」というメッセージのところで「許可」をクリックすると無事に動作します。

          Windows Defender は恐らく、「Windows ファイアウォールによるアプリケーションの許可」という項目で、「別のアプリ許可」→「参照パス」指定すれば良いのかなと想像してます。
          あとは、私は分かりませんので、ネットで検索してみて下さい。
          そのファイルのみの動作を許可する設定方法はどこかに出ていると思います。

  9. juchang より:

    mgo-tec 様

    改めて皆さんのコメントを読み直してみました。
    7月29日付の mgo-tec さんのコメントの中に「get.exe を実行すると、extensa-esp32-elf フォルダや dist フォルダが作成されて…」とありますが、昨日の作業で、二つのフォルダや esptool.exe ファイルができているのを確認しました。
    これでインストールはできていると考えてよいのでしょうか。
    因みに、Lチカの動作は確認できました。
    以上よろしくお願い致します。。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      juchangさん

      そうですね。
      それができていれば、インストールできていると思います。
      Arduino IDE の「ツール」メニューで、ボードが ESP32 Dev Module が選択されていて、コンパイルおよび流し込みができていればOKです。

      あとは、記事にも書いてある通り、コンパイラメッセージで、
      「BLE に、無効なライブラリ」
      というメッセージが出ても、BLE ライブラリを使わなければ特に問題ありませんが、使うならば別途 BLE ライブラリをインストールすればOKです。

  10. JIN より:

    お世話になります。
    以前質問したJINです。おかげさまで、なんとか、WifiでのスマホからのLチカまでは出来ました。
    次にBLEに挑戦しようと思い、自分のスマホとペアリングを試みていますが、出来ません。何度も申し訳ありませんが、知恵をお貸し下さい。宜しくお願いいたします。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      JINさん

      いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。

      残念ながら、私はBluetoothは全くやったことが無いのでお力になれません。
      いつか私も試してみようと思っています。

  11. 匿名 より:

    こんにちは
    get.exeをインストールして無事ファイルも生成されたのですが、arduino ide でツール→ボードをやってみてもESP32 Dev Moduleというものが見つかりません。昨日やったときはあったのですが突然消えてしまいました。解決法よろしくお願いします。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      匿名さん

      記事をご覧いただき、ありがとうございます。

      もしかしたら、get.exe を実行した時に、ウィルス検出ソフトによって必要なファイルが弾かれてしまっているかも知れません。
      以下の記事を参照して、ウィルスソフトのファイアウォール設定などで、get.exe や esptool.exe などのファイルを「許可」してみてください。

      https://www.mgo-tec.com/blog-entry-trouble-shooting-esp32-wroom.html

      ただ、私にはこの get.exe が本当に安全かどうかは分かりません。
      自己責任となります。
      ただ、これがインストールできないと Arduino-ESP32 は動かせませんが・・・。

  12. itoy より:

    いつも参考にさせていただいております。
    安定版の名に反してstable 1.0.0はI2Cにバグがあるようで、Repeated Start Conditionを作れないようです。GitHub上では2018.8.14のコミットで修正されていて、esp32-hal-i2c.*, Wire.*を差し替えると動くようになります。
    それでもボードマネージャからインストールできるようになったのはいいことですね。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      itoyさん

      記事をご覧いただき、ありがとうございます。

      そうなんですね。
      私の方は普通に動作していたので、I2C は問題無いかと思っていました。
      ただ、最近、Arduino-ESP32 の Wire ライブラリが更新されていたので、気にはなっていました。
      とりあえず、Twitter でも情報流しておきますね。
      コメントいただき、ありがとうございました。
      m(_ _)m

  13. kirahiji より:

    mgo-tec 様

    電子工作初心者です。こちらのサイト(天気予報を自作フォントで表示してみた)を参考にさせていただいているのですが、ESP32への書き込みがどうしてもうまくいきません。プログラムのコンパイルは成功するのですが、ESP32への書き込みで「A fatal error occurred: Timed out waiting for packet content」というエラーが出てしまいます。古いバージョンのArduino core for the ESP32をいくつか試してみても、何度書き込みをしてみても、ダメで…。
    何か対策かあれば教えていただきたいです。
    よろしくお願いします。

  14. 匿名 より:

    こんにちは
    ESP32開発ボードを入手しました(Banggoodの一番安い製品)。
    こちらの案内通り、ボードマネージャーからインストールしました。Builtin_LEDがどこか判らなかったのですが、(サンプル・スケッチのままでは、エラーが出るのです)
    試しに int led =2 としてアップロードしたら、オンボードのLEDが青くブリンクしました。
    なお、入手したボードでは[EN]SWの隣にチップコンが載ったみたいで(細かな改良が施されている様です)、スケッチ・アップロード後、自動でスケッチが走りました。またOTAも簡単に成功しました。
    同時に購入した、UNOサイズの【D1R32】も、どこかのボタンを押したりジャンパー線を挿す、コンデンサを追加したりすことなく、スケッチアップロードで、直ぐに動きました。同じスケッチで、こちらもOTAが出来ました。
    ありがとうございます。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      匿名さん

      記事をご覧いただき、ありがとうございます。
      どれも私の使ったことの無いボードばかりですが、無事動いて良かったですね。
      ESP32ならば、たぶんいろいろ楽しめると思います。
      面白いものを作ってくださーい。
      (^^)

  15. ΦΦ より:

    はじめまして。
    いつも楽しく拝見しています。趣味の電子工作 ArduinoIDE環境下でesp32-devkitのプログラムを書いています。

    ひとつ疑問があって こちらにコメント書かせてもらいました。
    ご存じでしたらお教えください。

    ESP32-WROOM-32E(16MB)を手に入れたのですが、FLASH MEMORYが16MBあってもARDUINO IDEでは4MB以上は書き込めないのでしょうか。
    プログラム開発(容量)として上限は4MBということになりますか。

    boards.txt や partitionsテーブルを書き直して試していますが、4MBを超えるプログラムは書けていないので検証ができません。

    以上よろしくお願いします。

    • mgo-tec mgo-tec より:

      ΦΦさん

      記事をご覧いただき、ありがとうございます。

      最近、自分はESP32をまったく動かしていないので、今のESP32事情を知りません。
      ESP32-WROOM-32E が出てるんですね~。知りませんでした。

      実機が無いので、正直よくわかりませんが、Arduino IDE のボードマネージャで、Arduino coer for the ESP32 のバージョン2.0.2 にして、「ツール」→「ボード:ESP32 Dev Module」にすると、そのツールメニューに「Flash Size」という項目があり、そこで16MBが選択できるようになっていますが、それでもダメですか?
      そうすると、その下の「Partition Scheme」で、16MB Flash(3MB APP/9MB FATFS) っていう項目が選択できるようになっています。
      おそらく、16MB Flashでも、一般ユーザーの自作プログラムは3MBくらいまでが推奨仕様なのだと思われます。

      私自身、昔、パーティションテーブルを書き換えたことがありましたが、計算をミスったり、メーカー仕様を無視して書き換えたりすると、二度と動かなくなることを経験しましたので、ツールメニューの項目に無い設定はあまりお勧めできません。
      もし、もっとパーティションを大きくしたい場合は、最新機種に豊富な情報をお持ちで、私より断然詳しいたなかまさゆきさんのサイトでご質問されてみることをお勧めします。
      私自身、ツイッターでたなかまさゆきさんからアドバイスを頂いたりで、大変お世話になっています。

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